サプリメントと上手につき合う

更年期のセルフケアとして人気なのがサプリメント。種類が多く、どれを選ぶべきか迷う人も多いでしょう。
代表的なのは「大豆イソフラボン」「エクオール」「ブラックコホシュ」「プラセンタ」「ローヤルゼリー」などです。これらはホルモン様作用や抗酸化作用により、更年期症状の緩和に役立つとされています。

ただし、サプリは“薬”ではなく“補助”。効果の出方には個人差があり、摂りすぎると副作用が出る場合もあります。たとえばイソフラボンの過剰摂取は、乳腺や子宮への影響が指摘されています。推奨目安量(1日70〜75mg)を守りましょう。

また、服薬中の薬(特に抗がん剤やホルモン治療薬)とサプリの併用には注意が必要です。必ず医師・薬剤師に相談してください。
選ぶ際は、「機能性表示食品」や「第三者機関の検査済みマーク」があるものを選ぶと安心です。

サプリを始める前にまず行うべきは、生活習慣の基盤を整えること。栄養バランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠があってこそ、サプリの効果が活きます。
体調が整ってくると、「今日はちょっと元気」「昨日より気分が軽い」と感じる瞬間が増えるはずです。サプリは魔法ではなく、あなたの努力を支えるパートナーなのです。